パチ●コ屋で体験した修羅場を語ろう100本目
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から厳選してお届け!!
修羅場と取るかどーかは知らんが、スレに活気が無いから書いてみる。
これは5年前の事だった。
当時のオレは高給に目が眩んでただ単純にパチ屋で働いていた。
お辞儀の練習やら営業スマイルの練習やらを1ケ月程やらされ続け、よーやくホールでの接客を任されたんだ。パチもスロも当時はやった事すら無いから、ただ単純に仕事に誇りをもって営業スマイルと敬語の連打で一日が過ぎていった。
そんなオレも働いて半年、バイトの身分ではさすがに一人前(バイトのホールで出来る仕事は知れとる)となり、その日はスロットの島を任された。しかしこの日の午後2時、血の気が引く程の修羅場をオレは体験する事になる。
朝一、社員と共に入場口に並ぶ。
仲良くなった常連の数人からは、「今日は○○が出るはずだな!」とか「今日こそサム出してみせるわ♪」などなどの妄想を聞きながら得意の営業スマイルでお出迎え。
毎週決まって月曜に来店する常連の爺さん(仮名:南国爺さん)ももちろん朝一並んでおり、いつも通り南国物語(not裏)の島へ。
お客様の入場も終わり、担当の島で仕事をする。そして15分程経った頃、決まった様に南国の島からコールランプが付き、行ってみれば南国爺さんが得意げに光ったパトライトを見せつけながら目押しを頼む♪
決まった様に青七を揃えようとした瞬間、南国爺さんが「今日は赤いのにしとくれん♪」と、珍しく赤七の注文が入ったが気にせずオレは笑顔で赤七を揃える。そんな感じでその日も過ぎて行くかと思っていたのだが・・・お客の入りも増えて来た13時頃、少し遅めの昼休憩を貰い13時45分にホールへと戻る。
常連の南国爺さん含め、皆一喜一憂しながら各々の台と戯れていた・・・・・
オレにはスロの知識が無いが、この熱気と殺気?を覚えはじめる午後2時は好きな時間なのだ。
そんな事を考えテンションを少し上げつつ、いつもの様にコールランプとお客様の様子とゴトに警戒しながら仕事を開始した。
25πの台にメダルを補給していたら30π島の南国のコースからコールランプが付いている。
目押しを頼むのは気まって南国爺さんなので、すこしウキウキしながら南国物語の島へと走るオレ♪
続く
これは5年前の事だった。
当時のオレは高給に目が眩んでただ単純にパチ屋で働いていた。
お辞儀の練習やら営業スマイルの練習やらを1ケ月程やらされ続け、よーやくホールでの接客を任されたんだ。パチもスロも当時はやった事すら無いから、ただ単純に仕事に誇りをもって営業スマイルと敬語の連打で一日が過ぎていった。
そんなオレも働いて半年、バイトの身分ではさすがに一人前(バイトのホールで出来る仕事は知れとる)となり、その日はスロットの島を任された。しかしこの日の午後2時、血の気が引く程の修羅場をオレは体験する事になる。
朝一、社員と共に入場口に並ぶ。
仲良くなった常連の数人からは、「今日は○○が出るはずだな!」とか「今日こそサム出してみせるわ♪」などなどの妄想を聞きながら得意の営業スマイルでお出迎え。
毎週決まって月曜に来店する常連の爺さん(仮名:南国爺さん)ももちろん朝一並んでおり、いつも通り南国物語(not裏)の島へ。
お客様の入場も終わり、担当の島で仕事をする。そして15分程経った頃、決まった様に南国の島からコールランプが付き、行ってみれば南国爺さんが得意げに光ったパトライトを見せつけながら目押しを頼む♪
決まった様に青七を揃えようとした瞬間、南国爺さんが「今日は赤いのにしとくれん♪」と、珍しく赤七の注文が入ったが気にせずオレは笑顔で赤七を揃える。そんな感じでその日も過ぎて行くかと思っていたのだが・・・お客の入りも増えて来た13時頃、少し遅めの昼休憩を貰い13時45分にホールへと戻る。
常連の南国爺さん含め、皆一喜一憂しながら各々の台と戯れていた・・・・・
オレにはスロの知識が無いが、この熱気と殺気?を覚えはじめる午後2時は好きな時間なのだ。
そんな事を考えテンションを少し上げつつ、いつもの様にコールランプとお客様の様子とゴトに警戒しながら仕事を開始した。
25πの台にメダルを補給していたら30π島の南国のコースからコールランプが付いている。
目押しを頼むのは気まって南国爺さんなので、すこしウキウキしながら南国物語の島へと走るオレ♪
続く
732 :>>726 昨日はオレんち限定で停電してしまったスマン 2008/07/23(水) 18:42:17 ID:IwmDFd6R0
735 :>>726 2008/07/23(水) 19:46:02 ID:IwmDFd6R0
736 :>>726 2008/07/23(水) 20:05:35 ID:IwmDFd6R0
お客の入りも増えて来た13時頃、少し遅めの昼休憩を貰い13時45分にホールへと戻る。
常連の南国爺さん含め、皆一喜一憂しながら各々の台と戯れていた・・・・・
オレにはスロの知識が無いが、この熱気と殺気?を覚えはじめる午後2時は好きな時間なのだ。
そんな事を考えテンションを少し上げつつ、いつもの様にコールランプとお客様の様子とゴトに警戒しながら仕事を開始した。
25πの台にメダルを補給していたら30π島の南国のコースからコールランプが付いている。
目押しを頼むのは気まって南国爺さんなので、すこしウキウキしながら南国物語の島へと走るオレ♪
行ってみればランプの主はやはり南国爺さんだった。
パトライトの光っていたのが遠くからでも確認出来たので営業スマイルで南国爺さんに視線を向ける。
しかし、いつもなら目を合わせればニコニコしながらオレを手招きしてくるのに、その時の南国爺さんは台のパトライトを見つめていた。
光っているし、問題なくオレが目押しをすればいいのだが、なにか不安がよぎりコールランプを消してから南国爺さんに目を向けてみた。。。
するとどうだろう。南国爺さんの目に元気が無いんだ。少ししょんぼりした様な目で光ったパトライトを見つめ続けている。
データの数字も300程度、バケランプが続いている訳でもないし、箱にはコインがまだ800枚程ある。出ていない事が原因ではないらしい。
理由がわからないのだが、元気付けよーとオレは一言「お爺さん、 これから連荘しますから♪」といいながらビックを揃える。
だが、南国爺さんはうなずくだけで一言も喋ってくれない・・・。
隣で見ているオレはなんとかして元気付けてあげたかったのだが、コールランプが他の島から2つも付いている様だったしここは走って次の接客に向かった。
そして3分程過ぎた頃、ランプ対応も終わったので巡回しながら南国の島へと足を運んでみた。
オレは思わず笑みがこぼれた♪
端からだが、南国爺さんがいつも通りにBONUSを消化していたのだ♪
さっきは何か考え事でもしていたのだろうと思い、南国爺さんに一声掛けようと島内に入っていく。
島内を半分程入ったところで後ろから声が呼ぶ声が聞こえる。
続く
Bytes制限&Lines制限に引っ掛かりまくりだ・・・
常連の南国爺さん含め、皆一喜一憂しながら各々の台と戯れていた・・・・・
オレにはスロの知識が無いが、この熱気と殺気?を覚えはじめる午後2時は好きな時間なのだ。
そんな事を考えテンションを少し上げつつ、いつもの様にコールランプとお客様の様子とゴトに警戒しながら仕事を開始した。
25πの台にメダルを補給していたら30π島の南国のコースからコールランプが付いている。
目押しを頼むのは気まって南国爺さんなので、すこしウキウキしながら南国物語の島へと走るオレ♪
行ってみればランプの主はやはり南国爺さんだった。
パトライトの光っていたのが遠くからでも確認出来たので営業スマイルで南国爺さんに視線を向ける。
しかし、いつもなら目を合わせればニコニコしながらオレを手招きしてくるのに、その時の南国爺さんは台のパトライトを見つめていた。
光っているし、問題なくオレが目押しをすればいいのだが、なにか不安がよぎりコールランプを消してから南国爺さんに目を向けてみた。。。
するとどうだろう。南国爺さんの目に元気が無いんだ。少ししょんぼりした様な目で光ったパトライトを見つめ続けている。
データの数字も300程度、バケランプが続いている訳でもないし、箱にはコインがまだ800枚程ある。出ていない事が原因ではないらしい。
理由がわからないのだが、元気付けよーとオレは一言「お爺さん、 これから連荘しますから♪」といいながらビックを揃える。
だが、南国爺さんはうなずくだけで一言も喋ってくれない・・・。
隣で見ているオレはなんとかして元気付けてあげたかったのだが、コールランプが他の島から2つも付いている様だったしここは走って次の接客に向かった。
そして3分程過ぎた頃、ランプ対応も終わったので巡回しながら南国の島へと足を運んでみた。
オレは思わず笑みがこぼれた♪
端からだが、南国爺さんがいつも通りにBONUSを消化していたのだ♪
さっきは何か考え事でもしていたのだろうと思い、南国爺さんに一声掛けようと島内に入っていく。
島内を半分程入ったところで後ろから声が呼ぶ声が聞こえる。
続く
Bytes制限&Lines制限に引っ掛かりまくりだ・・・
735 :>>726 2008/07/23(水) 19:46:02 ID:IwmDFd6R0
島内を半分程入ったところで後ろから声が呼ぶ声が聞こえる。
振り返ってみれば、斜め後ろの台のおばあさんがコイン交換して欲しいとの事。
南国爺さんはまた後で話せば済む事だし、少し気にかかったがオレは笑顔でおばあさんのコイン交換を始めた。
JETカウンタが島の端にあるのでそこまで箱を持って行き、おしぼりを渡しつつコインを流していく。
セグには612の表示。別段普通の枚数なんだが、なぜか印象に残ったその数字。
なにか引っかかる物を感じながらレシートにサインを入れていると、インカム(イヤホンみたいの)から25π島のコールランプ対応に周れとの指示。
笑顔でレシートを手渡し、すぐさま走りながら25π島へ。HANABIの目押しなのが遠くから確認できたが、オレが付く前に違うスタッフが回って来てくれた。南国爺さんの事を忘れた訳ではないが、ついでだからとオレは25π島の空台を全て拭いて島内美化に努め始める事にした。
半分程(30台くらいかな)終わった所で、インカムからまた指示が入る。内容は30π島のコールランプ対応。
南国爺さんが連チャンしたに違いないと思い30π島へ♪
島の端まで着くと南国爺さんの座っている台のパトライトとコールランプが光っている。
しかし・・・・南国爺さんはまたパトライトを見つめている・・・しかも徐々に天井に向けて顔が動いていく・・・
不安がよぎる・・・
なんだか怖くなったのだが、オレはゆっくりと島内に入っていく。
そして・・・
それはとても長い時間の様に見えた・・・南国爺さんはゆっくりと、とてもゆっくりと椅子から力無く転げ落ちた・・・・
オレは数秒立ちつくした後、南国爺さんの元へ走り挙動不審になりながらインカムで急いでディレクターに叫ぶ混乱する島内、平静を装いながら少し慌てた声でオレに指示を出すディレクター、次第に心拍数が上がっていく・・・・・
その後、すぐにディレクターが来て介抱を交替し、島の端からオレはそれを見つめていた。
南国爺さんの台は、救急隊が来た時も元気よくパトライトを光らせ続けていた・・・。
振り返ってみれば、斜め後ろの台のおばあさんがコイン交換して欲しいとの事。
南国爺さんはまた後で話せば済む事だし、少し気にかかったがオレは笑顔でおばあさんのコイン交換を始めた。
JETカウンタが島の端にあるのでそこまで箱を持って行き、おしぼりを渡しつつコインを流していく。
セグには612の表示。別段普通の枚数なんだが、なぜか印象に残ったその数字。
なにか引っかかる物を感じながらレシートにサインを入れていると、インカム(イヤホンみたいの)から25π島のコールランプ対応に周れとの指示。
笑顔でレシートを手渡し、すぐさま走りながら25π島へ。HANABIの目押しなのが遠くから確認できたが、オレが付く前に違うスタッフが回って来てくれた。南国爺さんの事を忘れた訳ではないが、ついでだからとオレは25π島の空台を全て拭いて島内美化に努め始める事にした。
半分程(30台くらいかな)終わった所で、インカムからまた指示が入る。内容は30π島のコールランプ対応。
南国爺さんが連チャンしたに違いないと思い30π島へ♪
島の端まで着くと南国爺さんの座っている台のパトライトとコールランプが光っている。
しかし・・・・南国爺さんはまたパトライトを見つめている・・・しかも徐々に天井に向けて顔が動いていく・・・
不安がよぎる・・・
なんだか怖くなったのだが、オレはゆっくりと島内に入っていく。
そして・・・
それはとても長い時間の様に見えた・・・南国爺さんはゆっくりと、とてもゆっくりと椅子から力無く転げ落ちた・・・・
オレは数秒立ちつくした後、南国爺さんの元へ走り挙動不審になりながらインカムで急いでディレクターに叫ぶ混乱する島内、平静を装いながら少し慌てた声でオレに指示を出すディレクター、次第に心拍数が上がっていく・・・・・
その後、すぐにディレクターが来て介抱を交替し、島の端からオレはそれを見つめていた。
南国爺さんの台は、救急隊が来た時も元気よくパトライトを光らせ続けていた・・・。
736 :>>726 2008/07/23(水) 20:05:35 ID:IwmDFd6R0
余談
1ヶ月程後、とあるお婆さんがホールのカウンターへとやってきた。
接客したのはオレではないが、その方は南国爺さんの奥様だった様だ。
話によれば、やはり南国爺さんはあの時に絶命していた様だが、南国爺さんは毎週楽しそうに家を出て行ったらしく、御礼の気持を伝えにきていたらしい。
オレはその日の終礼で知らされたのだが、その話を聞いかされて一段と仕事に誇りを持てる様になれた。ほとんどがしょうもない会話ではあったけど、南国爺さんとの時間を共有出来たのが嬉しかったです。
お爺さんが亡くなってから半年後、南国物語は変わらずパトライトを光らせお客様を魅了させていました。オレが付けたのではないけど、南国爺さんはきっと天国でも楽しくやってるだろーし、この台を打つ人はいい人が多かったからか、スタッフの間ではいつの間にか「南国物語」ではなく、「天国物語」と呼ばれる様になっていました。
1ヶ月程後、とあるお婆さんがホールのカウンターへとやってきた。
接客したのはオレではないが、その方は南国爺さんの奥様だった様だ。
話によれば、やはり南国爺さんはあの時に絶命していた様だが、南国爺さんは毎週楽しそうに家を出て行ったらしく、御礼の気持を伝えにきていたらしい。
オレはその日の終礼で知らされたのだが、その話を聞いかされて一段と仕事に誇りを持てる様になれた。ほとんどがしょうもない会話ではあったけど、南国爺さんとの時間を共有出来たのが嬉しかったです。
お爺さんが亡くなってから半年後、南国物語は変わらずパトライトを光らせお客様を魅了させていました。オレが付けたのではないけど、南国爺さんはきっと天国でも楽しくやってるだろーし、この台を打つ人はいい人が多かったからか、スタッフの間ではいつの間にか「南国物語」ではなく、「天国物語」と呼ばれる様になっていました。
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